原鉄メールマガジンVol.21 「ブラストや塗装から表面を守る養生」|原田鉄工

原鉄メールマガジンVol.21 「ブラストや塗装から表面を守る養生」|原田鉄工

鉄でつなぐ未来 原田鉄工株式会社




■────────────────────────|

「原鉄メールマガジン」|Vol.21  発行責任者:垰

  公式ホームページ:https://harada-tekkou.co.jp/

■────────────────────────

鉄でつなぐ未来 原田鉄工株式会社
いつもお世話になっております。
原田鉄工株式会社 垰です。

2023年9月より始めました原鉄メールマガジン
今後も月に1度「原田鉄工について」や「お役立ち情報」「豆知識」などお届けするため、Vol.21を配信させていただきます。

前回配信
「ブラスト加工後の表面粗さについて」
また過去配信した原鉄メールマガジンは
こちらから読み返せます。
お時間がありましたら、最後までご一読いただけると幸いです。
配信停止希望の場合はお手数ですが、こちらをクリックしてください。

前回はご質問を頂く事が多い「ブラスト加工後の表面粗さ」について紹介しました。
ブラスト加工は研磨材を衝突させる事で表面を研削し、凹凸を形成します。
形成された凹凸によって表面積が増大し、塗料の密着性や疲労強度の向上、表面の洗浄など多くの効果を付与させることが可能です。
そんな凹凸の山谷を数値化したものが「
表面粗さです!

表面粗さは見た目や質感が変化するだけでなく、摩擦抵抗気密性密着性塗料のぬれ性塗膜厚などにも大きな影響を与えます。
これらの理由によって表面粗さを数値として管理する必要性が求められます。
原田鉄工でのブラスト加工後の表目粗さは以下のようになります。
グリットブラスト ブラスト加工後
サンドブラスト ブラスト加工後  
ブラストはランダムな多角形状をしており、表面粗さを測定する範囲も20mmという
かなり狭い範囲なので測定箇所によって結果は大きく異なります。
あくまで目安としてご参考ください。

今回の原鉄メールマガジンVol.21は「ブラストや塗装から表面を保護する養生」についてです。
部分的にブラストや塗装をしたくない箇所があるが大丈夫?」とご質問いただく事が多くあります。
製品の構造や使い方によっては機械加工によって精度を確保している部分やタップ穴、ブラストや塗装をしたくない箇所
などがあったりすると思います。

そんな箇所に行うのが「
養生」です!
養生を行う事によって表面を保護し、ブラストや塗装などから守る事ができます。
連休中のDIYでも活用できる養生に使用される便利な道具、方法を紹介します!

目次

ブラストや塗装から表面を守る養生

養生って

養生とは一般的に健康状態の維持を心掛ける、病気やケガなどからの回復に努めるなどの意味で使われます。
私はこっちの意味では使ったことありません…

ですが、工事現場や建設・道路工事、塗装現場などの現場作業における「養生」は少し意味合いが異なります。
マスキングとも呼ばれたりしますが現場作業の養生とは「汚れ、傷、破損から守る」作業の事を指します。

例)
引っ越しの場合⋯壁や床に保護シートを貼る、家財道具をプチプチシートで包む。
工事現場の場合⋯周囲に粉塵や騒音などの被害が無いようにシートで被う。
塗装現場の場合⋯塗装不要箇所や周囲に飛散しないようにテープやシートで隠す。

養生を怠ってしまうと大切な製品の破損精度低下周囲に多大な迷惑が掛かるため大きなトラブルの元となってしまいます。
地味で大変な作業ですが、養生を丁寧に行う事によって仕上がり向上トラブルを回避する事ができますので、非常に大切な作業となります。

養生に使用する道具と使い方

養生は「目的」や「対象物の形状」、必要となる「強度」や「範囲」によって使用する道具を使い分ける必要があります
そのため各メーカーより色々な養生資材が販売されていますが、今回は代表的な養生に使用されている道具と使い方について何点か紹介します。

・マスキングテープ
養生のみではなく、近年には様々な模様やキャラクターがプリントされた装飾用テープとしても人気のマスキングテープです。
養生としての使い方はキズや汚れが付かないようにテープを貼って覆い隠す、その他養生資材を固定するために使う事が多いです。
特徴としてはものすごく薄いテープなので強度は低いですが、切ったり貼ったりの加工が容易に可能で、粘着力が弱いため剥がした時の糊残りや製品を損傷させる可能性が低いです。

・ガムテープ(養生テープ)
資源ごみ、可燃ごみなどゴミ出しには欠かせないガムテープです。
こちらは養生テープと呼ばれる粘着力を弱くしたものと、ガムテープがあります。
養生テープの使い方は基本的にマスキングテープと同じような形です。
ガムテープの種類には
テープに繊維を含ませた布テープと呼ばれるものもあり、布テープは厚みがあり粘着力・強度が高いので原田鉄工ではブラスト加工時などに加工が不要な部分へ数枚重ねて張り付ける事で強力な養生を行っています。

・マスカー
テープに透明なビニールシートが付いたマスカーです。
テープを1ヵ所貼るだけで広範囲を一度に覆い隠すことができます。
ビニールシートはものすごく薄いので強度は低いですが、接触の可能性が低い部分や塗料・粉塵の飛散や付着の防止などに活用します。
原田鉄工では塗装時、広い範囲で無塗装箇所があった場合などに張り付けたり、周囲で別の塗装を行う、出荷前の汚したくない製品などへ貼り付け養生を行ってます。

・段ボール
梱包もできるし、養生もできる万能な段ボールです。
段ボールにはよく見る紙製とプラスチック製の2パターンあります。
プラスチック製はもちろん、通常の紙製段ボールも実はかなりの強度があります。
また切ったりする加工も容易なので、原田鉄工ではブラスト・塗装加工時に広範囲を養生する場合などは段ボールを使用しています。

・ボルト、ゴム栓
タップ穴と呼ばれるネジが切ってある穴、細かい機械精度で開けてあるリーマ穴など精度が必要となっている穴を塞ぐのに使うのがボルトやゴム栓です。
こちらは穴に色々な規格があり、多くの種類があるのでそれに対応するルトやゴム栓も多種多様にあります。
ボルトを使用した場合は養生に時間がかかりますが、回す以外で外れる事が無いので確実な養生ができます。
ゴム栓は先端が細い円錐状なので差し込むだけで簡単に養生が可能ですが、簡単に外れる事もあるので注意が必要です。

養生作業の注意点

養生を丁寧に行えば、必要な範囲のみをキッチリ加工する事ができます。
ただし手順や養生資材の選定を間違えると…
せっかく頑張ってやった養生が機能せず不必要な範囲まで加工を行ってしまったり、周辺とのトラブルの元などになりかねません。
養生作業における注意点をいくつか紹介します。

・脱脂処理は確実に!
テープを張り付けて養生を行う場合、強度や粘着力が必要とされる箇所には事前に油分やゴミを除去するための脱脂処理を行いましょう。
雨風のある屋外などの環境下、強度が必要となる部分などは脱脂処理を行う事で剥がれず、しっかりと密着し保護する事が可能となります。
脱脂を行う対象が樹脂や繊維の場合は使用する洗浄剤によって変形・損傷する可能性がありますので、洗浄剤と素材の組み合わせには注意が必要です。

・隙間はNG
作業する内容にもよりますが、塗装作業などでは養生テープが少し浮いていた、少し隙間が空いていただけでも養生は全く機能しません。
せっかく養生したのに、隙間から塗料の飛散し周辺が塗料まみれになる事も…
隙間なく確実に養生を行う必要があります。

・適正な養生資材を選ぶ
養生資材には多くの種類がありますが、養生を行う目的や形状によって適切なものを選ぶ必要があります。
・広い範囲で高い強度が必要な場合は段ボール、低い強度の場合はマスカー。
・狭い範囲で高い強度が必要な場合は布テープ、低い強度の場合はマスキングテープ。
不適切な養生資材を使用した場合は余分に資材や時間が必要となったり、最悪の場合、養生の強度が足りず製品が損傷してしまう事も。
必要となる強度を考えてから養生資材を選ぶようにしましょう!

まとめ

現場作業における「養生」とは対象物や周辺を「傷や汚れから守る」もの
しっかりと養生を行うからこそ、その後の作業が安心して確実に行える。
私は自宅のDIYで養生資材が足りず、養生無しでやって関係ない床を塗った事があります。

養生資材は色んな種類がありますが養生作業の目的対象物の形状必要となる強度などを考慮して適切な養生資材を選定する必要があります。
製品の仕上がりや損傷の有無を決定する「養生」は実は非常に重要な作業です!

原田鉄工ではご依頼いただく製品の養生作業も、もちろん承っております。
「養生の仕方が分からない」「養生資材が無い」などお困りでしたら是非お気軽にご相談ください。
複雑な形状などでもしっかりと養生を行います!
また可能であれば養生した製品の加工依頼もお待ちしております。

強度的に不十分な場合などは弊社で少し修正を行いますので、ご安心下さい。

養生作業が完了したら、次は塗装作業です!
多く使用されている道具は「刷毛」「ローラー」「スプレー缶」「エアスプレー」です。

・刷毛(はけ)
最も手軽で安価に塗装できる方法です。
塗装用の刷毛を使用して、塗料を塗るため狭い範囲の塗装に有効です。
塗料にもよりますが、綺麗に筆跡を残さず塗装するにはかなり技術が必要です。
・ローラー
ローラーと持ち手のみなので、刷毛の次に少ない道具と費用で塗装できる方法です。
化学繊維やスポンジ製のローラーを転がし、塗料を塗り広げるため平坦かつ広い範囲の塗装に有効です。
平坦でない複雑な形状などは塗装できない場合があります。
・スプレー缶
スプレー缶の中に塗料が入っており、吹付け塗装をする方法です。
塗料を別途購入する必要がないので、小面積の場合は安価に済む可能性があります。
1缶当たりの塗装可能面積と塗装対象面積を計算して用意する必要があります。
・エアスプレー
空気を送り込むコンプレッサやスプレーガン、可能なら排気装置などが必要です。
DIYやプラモデル用に小型である程度安価な製品もあるようです。
機材にコストはかかりますが、複雑な形状でも綺麗に塗装する事が可能です。
また、塗装時は手袋、ゴーグルや眼鏡、飛散防止の養生資材などが必要となります。

詳しくはこちらをご覧ください。
塗装が難しい場合には小物、小ロットでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
YouTube リンク
塗装後に塗料が完全硬化した膜の事を「塗膜」と言います。
塗装された製品は塗膜によってコーティングされているため雨風、湿気、紫外線、衝撃など様々な要因から保護されています。
その塗膜寿命は素地調整の段階でほぼ決まっています。

塗膜寿命への寄与率では素地調整である1種ケレンと2種ケレンの差が49.5%、塗装回数の1回塗りと2回塗りの差が19.1%塗料の種類が4.9%となっています。
1種ケレンのブラスト処理をするか、2種ケレンの電動工具で処理するか、たったこれだけの差で塗膜の寿命、すなわち製品の寿命は大きく変わります。

ブラスト処理と電動工具処理は規格や作業環境にもよりますが、費用的にはそれほど変わらない場合もありますのでブラスト処理を検討してみてはいかがでしょうか。
ご相談、御見積りなどお気軽にお問い合わせください。 担当:垰
ブラスト・塗装だけでなく製缶加工も承っております。
原田鉄工の営業日
2025年度 営業日カレンダー
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今月のたお
───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・ ───・
4月になって汗ばむほど暑い日があったり、肌寒い日もあったりと寒暖差が凄い。
一時は家族全員鼻ズルズルになったタイミングもありましたが、皆様大丈夫でしょうか?
また原田鉄工はカレンダー通りの営業なのでまだGWではないですが、既に長期連休に入られた方もいらっしゃるようです。羨ましい!
5/2(金)以降は日本海側では曇り~雨と天気が変わりやすい状況が続き、太平洋側でも晴れ~曇り、時々雨となる微妙な天気が予想されているみたいです。
お出かけの際は事前に天気予報をチェックしておく必要がありそうです。

3月末が長男の誕生日で4歳になった息子は現在恐竜とポケモンにハマってます。
「恐竜みる!」との事でしたので世界三大恐竜博物館の一つと呼ばれている福井県の「
恐竜博物館」と併設してある「かつやま恐竜の森」へ旅行してきました。
かつやま恐竜の森ではなんと『化石の発掘体験』ができ、恐竜博物館では5/25(日)まで特別展示でポケモンとコラボしています!
恐竜・化石・ポケモンと大好き詰め込みパックで、長男も出発から大興奮。
行きがけ初日に滋賀県の「かねふく めんたいパーク」「ヤンマーミュージアム」でもしっかり遊んでいますが、長くなるので今回は割愛…

化石発掘体験は予約制で朝一の予約を取っていたので、まずは化石発掘です。
恐竜などが実際に発掘された地層から取り出した石が敷き詰められており、その石をのみとトンカチで割って化石を探します。
「おらおらおらおらおら~」と長男は元気よくトンカチで叩いていますが、当たり前に石がめっちゃ硬いので子どもの力では全然割れません。笑

一緒に叩いたり、こっそり事前に割った石を叩いたりして頑張る事1時間、終了時間ギリギリに何とか貝の化石を発掘する事に成功。
自分の目では何かの破片が含まれている石としか分かりませんが、一応化石という事で長男は大喜びしていました。

化石発掘も終わり歩いて5分の恐竜博物館へ
入ってすぐポケモンを見つけ、「ポケモンみる!」と大はしゃぎ。
速攻で入場しようとする長男を捕まえ、何とか写真だけ取らせてもらいました。
ポケモンの特別展示は化石ポケモンという恐竜などの古代生物をモデルにしているポケモンと実際の古代生物との比較や特徴の説明など少し大人向けの内容でしたが、とりあえずたくさんのポケモンがいて見つけるたびに「〇〇おった!モンスターボール!」と長男もすごく喜んでいました。
こうやってポケモンと恐竜を見比べると、同じような見た目やフォルムをしているのが結構多くてやたらポケモンが最近好きな理由が何となく分かりました。

やっとメインの常設展示へ!
地下一階から地上三階までの博物館は世界三大と言われるだけあってめっちゃ広い!
全部回りきれたのか、どうかも分からないぐらい広くて色んな恐竜がいます。
恐竜が所せましと並べてあって何かありがたみが少ない…笑

最初に大きな動くティラノザウルスが中央に置いてあり、記念撮影しようと順番を待っていると、動きながら大きな声で鳴くリアルな姿怖くなったようで「怖い、あぶないよ!」と逃げだしていました。

逃げまどっていた長男も首の長いブラキオサウルスや大きな角のトリケラトプスなど様々な全身骨格や
動くリアルなロボットを見て回るうちに慣れてきたのか、
「あっ!〇〇ザウルスだ!」とあっちこっち走り回って片っ端から恐竜の名前を呼んではしゃぎまくっていました。
長男が言っている名前が合っているのかどうかは分かりませんが、自分も聞いた事無いような恐竜の名前だったりを言っていて子供の好きなものに対する記憶力の高さにびっくりです。

本当に広くて恐竜の全身骨格が沢山展示してあるゾーン、地球の歴史と活動について展示してあるゾーン、生物の進化の歴史について展示してあるゾーンと大体3つに分けられています。
ちゃんと説明などを読んだりすれば丸まんま1日ぐらいかかりそう。
長男は1つ恐竜を見つけては、すぐ次の恐竜へ移動してを繰り返しているので仕方がないですが全然ゆっくり見る事はできません…
今見返すと1時間かからない位で回りきっていました笑

その後、信じられない程入場待ちの人がいるポケモンのグッズショップに並んだ嫁を残し、
二人で外の公園やかつやま恐竜の森内にある実物大の動く恐竜がいる森や鏡だらけの巨大迷路で遊びまくりました。
ちなみにはしゃぎ過ぎた長男は何度か鏡に突撃して、ひっくり返ってました笑

最後にもう一度博物館へ戻りポケモンの特別展示を見る事に!
疲れ切った長男は次男用のベビーカーに無理やり乗り込んでます。笑
博物館や化石発掘など、どれも大喜びしてくれたので良かったです。
かなり距離があるので中々頻繁には来れませんが、次男が少し大きくなってからまた遊びに行きたいと思います。

ちなみに発掘した化石は今現在、どこに行ったか分からない状態です…
───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・───・ ───・
設計から塗装まで なんでもお任せ下さい。
発行:原田鉄工株式会社
〒733-0036
広島県広島市西区観音新町3丁目10-11
TEL:082-232-2445
MAIL:bousei@harada-tekkou.co.jp
担当:垰
携帯:090-3742-9768

◆本メール内容の無断複製・転載はご遠慮ください。
◆本メールは送信専用アドレスより配信しており、ご返信いただいてもお答えできません。
 お問合せボタン(田鉄工コンタクトページ) 又は 垰までメール(bousei@harada-tekkou.co.jp)お願いいたします。
◆配信先の登録変更はこちら
◆メールの配信停止をご希望の方はこちら
※PDFファイルの閲覧には、 Adobe Reader のインストールが必要です。くわしくは Adobe Reader のダウンロードページ(外部リンク)をご覧ください。
原田鉄工株式会社
〒733-0036
広島県広島市西区観音新町3丁目10番11号
TEL.082-232-2445
FAX.082-293-0286

・工業用機械装置の設計、製作
・各種製缶加工
・サンドブラスト施工
・グリットブラスト施工
・重防食塗装施工
・各種表面処理
TOPへ戻る