原鉄メールマガジンVol.7 「塗装不良の原因と対策」|原田鉄工

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「原鉄メールマガジン」|Vol.7 発行責任者:垰
公式ホームページ:https://harada-tekkou.co.jp/
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いつもお世話になっております。
原田鉄工株式会社 垰です。
2023年9月より始めました原鉄メールマガジン
今回も月に1度「原田鉄工について」や「お役立ち情報」、「豆知識」など
お届けする為、Vol.7を配信させていただきます。
原田鉄工株式会社 垰です。
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お届けする為、Vol.7を配信させていただきます。
膜厚は紫外線や気温・湿度、汚染物質や海塩粒子と言った様々な影響を受ける事で年々減少してしまいます。
経年劣化により膜厚が減少してしまった塗膜は表面を保護する能力も減少しており、光沢減退、白亜化、剥離、素地の腐食といった事態を引き起こします。
これらの理由から膜厚は基本的に薄いより厚い方が良いとされます。
ですが、単純に分厚く塗るだけでもダメなので注意が必要です!
ですが、単純に分厚く塗るだけでもダメなので注意が必要です!
塗料には推奨される膜厚・塗装方法などがメーカーによって規定されており、その規定値より大きく逸脱してしまうと重大な塗装不良につながるからです。
製品の耐久性を高めるためには規定膜厚を遵守しながら塗り重ねを行い、膜厚を厚くする方法が必要となります。
第7回メールマガジンはそんな塗装による不具合である塗装不良についてです!
塗装不良は塗料の保護機能や美観を著しく損なう可能性があります。
上記にも記載した分厚く塗装してしまい塗装不良が起こるケースの他にも様々な原因で発生する塗装不良の原因と対策を紹介していきます。
目次
塗装不良とは?
塗装不良は塗装の乾燥前、乾燥後の塗膜に何らかの不具合が生じたため、
塗料の本来持つべき性能が発揮されない状態の事です。
見た目の仕上がり悪くなり美観を損なう、想定した保護機能が発揮できない、
早期剥離や素地の腐食など深刻な問題を引き起こす場合もあります。
塗装不良が起こる原因
塗装不良は各塗装工程で発生する可能性があり、その原因も多種多様です。
原鉄メールマガジン Vol.5で紹介させていただきましたが、
塗料は「顔料」「樹脂」「溶剤」「添加剤」の4種類で複雑に構成された化合物となります。
配合条件・塗装条件・気象条件等どれか1つでも不適切な要素があると塗装不良の原因となってしまいます。
発生しやすい塗装不良の一部だけでも下記のようなものがあります。
乾燥不良
一度に厚塗りしすぎ、硬化剤の配合比率が不適切、攪拌不足
たれ
希釈溶剤の割合が高く塗料の粘度が低すぎる
すけ
下塗色と比較し上塗色が薄い、膜厚が薄すぎる、希釈率が高い
剥離
素地調整が不十分、塗り合わせが悪い、塗装時の気象条件が不適切
白化
周辺湿度が高い、乾燥過程で水と接触、希釈溶剤が不適切
塗装不良への対策
塗装不良は塗装中の技術的な問題で発生することもありますが、
意外と塗装前・後の「塗料」「被塗装物」「塗装環境」「塗装設備」が原因となることが多いです。
塗装不良の対策として最も有効なのが、使用する塗料の説明書に記載してある仕様を遵守することです!
塗料説明書には素地調整、適合する下塗・上塗・シンナー、希釈・配合比率、塗装可能となる塗装環境や塗布量、塗装機の圧力やチップ、塗装スピードまで細かく記載されています。
塗装環境は気象条件に左右されるため、雨天・降雪時などの環境下で整えようと思うとかなり大掛かりな設備が必要となってしまいますが…
その他は比較的簡単に対策可能です!
まとめ
塗装不良は塗料説明書の仕様を逸脱したことが原因となることがほとんどです。
単純に塗装者の経験・技量が不足して起こる不良も無いことはないですが、希釈率の調整不足、塗装機の圧力やチップが不適切などといった要因と技量不足の要因が合わさり発生する場合が実際には多くあります。
塗装不良の修正方法は大まかに3種類あり
再度塗り重ねる、研磨し塗りなおすと言った比較的簡単な修正で済めば良いですが、塗膜を全て剥離させ素地調整から塗りなおす大掛かりな修正が必要になる場合もあります。
塗装不良の修正はかなり大変な作業となりますが対策はそれほど難しいものばかりではありませんので、修正の必要ないようにしっかりと対策をしましょう。
【金属塗装 ~塗装の流れ(工程)を紹介~】
【金属塗装 ~塗装条件について~】
新品・中古に関わらず金属塗装の事ならお任せください。
何を塗ればいいか分からないなど仕様が決まらない場合でも選定可能ですので、お気軽にご相談ください。
何を塗ればいいか分からないなど仕様が決まらない場合でも選定可能ですので、お気軽にご相談ください。
ご相談、御見積りなどお気軽にお問い合わせください。 担当:垰
ブラスト・塗装だけでなく製缶加工も承っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今月のたお
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2月は厚着した事を後悔するような暑い日、思った以上に寒く震えながら過ごす日など暑かったり寒かったり忙しい日々でした。
3月も同じような気候らしいので、皆様体調にはお気を付けください。
2月は3連休が2回もあったので色々お出かけしました。
お魚が見たいとのご所望だったので少し遠出をして、行ったことない香川県にある
水族館なのに山のてっぺんにある新屋島水族館へお出かけしました。
この新屋島水族館は特別大きかったり、新しい訳ではないですがなんと
『エサあげ体験』ができます!
エサあげ体験はショー終わりに開始するイベントなので、時間まではシンプルに水族館にいるお魚を見て大喜びしてもらいました。
イルカショーの時間になったのでまだ見たいと嫌がる息子を連れて会場へ移動!
イルカショーは飼育員さんが侍の恰好をして寸劇をしながら稀にイルカが芸をする
かなり独特でイルカ要素が薄いものでしたが、楽しかったです。
息子はポカンとしてましたが笑
ショーが終わったのでエサのお魚をもらいイルカの水槽へ落とすのですが、
緊張しているのか全然笑みもないまま、業務のようにもらったエサをポイポイ水槽へ落としてました。
その後もアザラシ、海亀にもエサあげをしましたが想像していた喜ぶ息子の姿を見る事はありませんでした笑
水槽越しじゃなく、手の届く位置なのでちょっと怖かったのかな。
帰りに「今日いっぱいどうぞーしたね」と喜んでいたので、もう少し大きくなってからまた行ってみたいと思います。
エサあげができる水族館はそれほどないので、興味のある方は是非行ってみてください!
あと新屋島水族館には日本で4館しかないマナティーがいる水族館です。
自分は初めて見るマナティーを楽しみにしていましたが、ずっと寝て動かないので息子は全く興味が引かれなかったようで「ねんねしてる」と一言つぶやくだけで素通りしてました。
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