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2023.01.11

係船柱の塗装を剥がして塗り直す

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【塗替え】係船柱の塗装を剥がして塗り直す

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今回依頼をもらった製品は係船柱(ボラードともいう)の塗替えです。

別に古くなったとかではなく、メーカーが製作した既製品は下塗りでエポキシ樹脂塗料を使っているそうですが、より長持ちするように更に耐候性の強いジンクリッチプライマー塗料へ塗替えます。

塗料の種類 ~樹脂の特徴について~

 

鋳物なので表面に凹凸があり、へこみに入り込んでいる塗料を剥がすのが意外に大変でした。

1種ケレンと2種ケレン 剥離の違い

 

港に使われる製品で直接海水が掛かったり、潮風に晒される金属にとって過酷な環境下なので長持ちするよう丁寧に施工しました。

弊社では下塗りだけを行いましたが、本製品を設置した後に中塗りと上塗りを行うみたいです。

 

色んな種類や形状があるみたいなので、港に行った際には探してみてください!

 

◎鋳物(いもの 英語:Casting)

高温に加熱し溶かした金属を型に流し込み、冷やし固めた製品。 鋳物を作る事を「鋳造」と呼びます。 比較的安価で大量に作る事が可能です。

◎エポキシ樹脂塗料(英語:Epoxy resin)

エポキシ樹脂を用いた合成樹脂塗料の総称。 優れた防錆能力と付着性があるので、下塗塗料の主流となってます。 また紫外線には弱く変色等を起こす可能性があるので、上塗塗料を塗り重ねる事が一般的です。

◎無機ジンクリッチペイント

亜鉛末を大量に含んでいる下塗り専用の塗料。

亜鉛は鉄よりもイオン化傾向が大きく錆やすい性質があるので、塗料が代わりに錆びる事で鉄を腐食から守ります。

腐食に強いので、大型で環境条件の厳しい船舶や橋梁、プラントなどで多く使用されます。