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2022.08.08

厚膜型耐熱塗料 SPGガス管 ~養生・表面処理・吹付塗装~

製品情報に新しくYouTube動画を更新しました。

新着動画

 【膜厚型耐熱】SGPガス管 塗って塗って塗りまくる! ~養生・表面処理・吹付塗装~

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大量にあるガス管のガスケット座を養生・ブラスト後、厚膜型耐熱塗装していきます。

大小様々な口径のSGPガス管を施工していきます。

施工するにあたってガスケット座のセレーション加工部はブラストで傷がついてしまうと、密封性が損なわれてしまうので養生を行います。

しっかり布テープで養生が出来たら、ブラストで表面処理を行います。

ブラスト施工とは何? ブラストについて紹介します!

 

ブラスト施工が完了したら次は塗装に取り掛かります。

今回は厚膜型の耐熱塗料で塗装を行いました。

1回の吹付で100~200μmもの膜厚をつける事が可能な塗料で、耐熱温度は上限600℃です!

その厚い塗膜で耐候性、耐熱性に優れた優秀な塗料ですが塗料詰まりを起こしやすいので今回弊社では下記チップを使用しました。

精和産業株式会社 ターンダブルチップ

 

塗料詰まりを低減する為に希釈率を上げる、チップ口径を大きくするなどの方法もありますが、下記の理由よりこのチップにて対応しています。

・希釈率を上げると塗料が流れやすく、1層の膜厚が薄くなってしまう。

・チップ口径を大きくすると、このサイズの配管に対しては塗料ロスが大きくなってしまう。

※もちろん希釈率・使用チップの口径は塗料メーカー推奨値にしています。

塗料とは? ~膜厚の重要性について~

塗料とは? ~膜厚計の紹介~

 

◎SGP(配管用炭素鋼管 英語:Steel gas pipe)

身の回りで最も身近な鋼管です 一般的にSGP管、ガス管、白管、黒管などと呼ばれています。

(白管はSGP管に亜鉛メッキ加工を行ったもの) ビルや家や工場など多くの場所で使用されています。

◎セレーション(鋸歯状/のこぎり状 英語:Serration)

セレーションはフランジガスケット面に渦巻状・同心円状の細い溝をつけた仕上げ面。

フランジ同士を引っ付ける際に凹凸がはめ合い、しっかりと結合させる事ができます。

◎耐熱塗料

その名前の通り高温にも耐えられる塗料です。

他の通常塗料とは成分的に樹脂が違い、シリコーン樹脂というのが多く使われています。

一般的な塗料の耐熱温度は100℃程度なのに対して、耐熱塗料は600℃程度となります。

 

[製品情報]

20A~200A程度のプレハブ配管

[素地調整]

グリットブラスト

 SSPC SP-10

[塗装仕様]

 厚膜型耐熱塗料 200μm